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いくつになっても

 

患者さんで79歳のAさんという男性がいます。

つい数年前に仕事をリタイアし、大好きな電子工作と大好きなゴルフをして過ごしています。

毎月行われるゴルフクラブの月例コンペで、年に1回優勝することが目標で、週4〜5回は練習場に行き必ず300球は打ちます。

 

ここ数ヶ月、ゴルフの調子が思うようにいかないようで、悩んでいました。

悩むって言っても楽しそうなんです。

スイングがあーだ、こーだとか、体幹があーだこーだとか79歳なのに、子供みたいに真剣。

だからいつも「楽しそう」と感じるんですね。

僕が「Aさん、いつも楽しそうですね!」って言うといつもお決まりの言葉が返ってきます。

「俺はさ、世界一幸せな男だと思ってるんだ」

それを聞いたとき、

あー!なるほどなと思いました。

人にどう思われようと、楽しいと思う事を夢中でやり、そうゆう環境や奥さんや、周りの色々なものに感謝してないと、なかなかそんな言葉は出てこない。

Aさんは、朝起きてから電子工作のプログラミングをずーっとやってます。

ご飯を食べるのも忘れるくらい、自分の身の周りの事は無頓着。

でもちゃんと奥さんがバランスをとってくれている。

 

Aさんは、もうすぐ80歳になるが、男としてカッコイイ!

あんな大人になりたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

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