股関節の痛み ③
股関節の痛みの②の続きです。
変形性股関節症の痛みの③段階目になり、日常生活で痛みでストレスになる状態が続くようなら、早く人工股関節置換術 の手術を受けた方がいいと思っています。
手術は怖いと思いますが。。。
「出来るだけ手術しないで現状維持しましょう」と言うドクターは意外に多いです。
整骨院、整体なんかでも、「変形性股関節の末期に対応した整体!」や、「変形性股関節症を根本から治す!」など、手術はなるべくせず保存療法を進める治療家も多いです。でも
「根本から治す」って…
変形した骨や、関節を治せるわけがないだろっ!
稀に、脚を「貧乏ゆすり」するような定期的なリハビリにより、変形した関節に刺激を与える事で、すり減った場所に仮骨(新たに出来る骨組織)が出来き、症状が改善する例もあります。
が、本当に稀なケースですし、どんだけ時間とお金がかかるんだよって思うんだな。
その稀なケースに望みをかけて、痛みのストレスのある生活やリハビリに時間をかけるのはもったいないと思うのです。
僕も、変形性股関節症の症状を何とか治したいと思い、患者さんに色々やってみました。
その時は、良くなるんです。
でも、また痛みが戻る…
クソ〜何とか治したい!
でも保存療法には限界もあるんだなって思うんです。稀なケースを除いて。
僕が治療していた患者さんの何人かは、人工股関節置換術を受けてます。その全員が、痛みというストレスから解放されて普通に生活しています。
それを見ると、変形性股関節は、手術して良かったと思うナンバー1な場所だと言う事を感じます。
僕がいつもサーフィンをするホームグランドに、知り合いの女性のサーファーがいます。
彼女は、数年前に人工股関節置換術をしました。
波があれば、毎日サーフィンをしています。
波が小さければ、サップもやり、風が吹けばウインドサーフィンもやります。
彼女の主治医は、「人工股関節置換術をしても、手術する前にしていた事は同じようにできます」と言ったそうです。
その言葉を信じて手術を受けました。
彼女がサーフィンをしているところを見ると、西洋医学ってスゲェなって思います。
治療家だからって何でも治せるわけじゃない。
もちろん、治したいって気持ちやチャレンジする気持ちを諦めるって事じゃなく、患者さんにとって1番最良手段に導いてあげるこの方が大事なんだと思っています。
もしも、変形性股関節症で悩んでいる方がいたら是非、手術を受けた人の話しを聞いてみて下さい。
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